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下流オタク老後破綻論を読んで

町田メガネ(@machidamegane)さんの下流オタク老後破綻論、今回もコミケに行けないので諦めていたが、嬉しいことに通販が開始されていたので応募。読みたかった本が手に入ったので感想を書こうと思う。

・はじめに

冒頭に”世間でいう所の「ちゃんとした人」や未来ある若者の方は特に読み進める必要ありません”
とあったがそんなことはない。自分の周囲、または誰にでもそうなりうる可能性は潜んでいる。
[筆者について]自身の体験をもとに書いたものには説得力がある。重さが伝わってくる。
[警告された私達]では30代・40代が歩んできた地獄とこれから歩むであろう地獄について記載があり
自分も「オタクの大航海世代」であり「普通に生きようしても辛い世代」で当たるので頷ける内容ばかりだった。

・本論

下流オタクの定義を明確にし、コミックマーケットの理念と実相などの資料を基にオタクの特徴ついて取り上げている。
そして結婚率から[独身リスク]というオタク以外の現代日本社会で問題視されているテーマについても記載がある。
個人的には10年以内に趣味で細分化された集団生活コミュニティがシェアハウスともまた違った形で普及するのではないかと見ている。詳しくはまだ今度。
[破綻のはじまり]ではオタクがオタクとして死ねるか否かについて、貯金・年収・健康・親の介護など耳が痛い内容を具体的に記載している。
オタクの綱渡り人生。[はじめに]でも触れていたが、オタクでいられなくなった時、その綱から奈落へ落ちる覚悟のある人間はどのぐらいいるのだろうか。そんなことを考えさせられた。
[労働]についてでは、無職を含めた低収入について論じている。著者の体験談からオタクと就職・過労・離職について書かれていた。しかし取り上げた1つ1つが重いセンテンスなので、この文量で語るのは難しく感じた。1つ1つ切り分けた方が分かりやすかったかなと。
現在社会がとりまく女性の就業問題について[女性が圧倒的に不利な社会]では取り上げている。女性が社会進出しやすい世の中になったが、まだ男女平等とはいかない実情を感じた。
個人的に意外だったのが[年金]について書かれていた点。ネット全般で「年金を払わない」ことを肯定している意見が多い中、著者は年金支払を推奨している。自分もこれには賛同する。一人でも年金支払者が増えることを祈る。
[婚活]では恋愛以外の目的、つまり生活の基盤強化を期待とした婚活を提案している。近年、話題になっているオタクの婚活サービスなどについても触れていた。
オタク問わず昔に比べ、SNSの普及もあり出会いについてのハードルは低くなった。しかし趣味の多様化や価値観の尊重によって恋愛や結婚についてのハードルは高くなっているように考える。
果たしてこの状況はオタクにとって幸せなのだろうか。そこはまだ自分も見えてはいない。

・終章

老後の貯金[3000万の貯金]で語る下流オタクと一般オタクの「金がない」の違いについては面白かった。確かにSNSでこれを錯覚している人は少なくないと感じる。またここ10年でオタクの拝金率を急激に増加させたソシャゲ課金について。課金という行為を否定するつもりはないが、自己をコントロールできない人の人生を狂わせてしまう可能性を忘れてはいけない。それは煙草と健康被害の関係に近いのかもしれない。
[相談する力]で語られる専門家への相談について。最適解を求めるのならベストだが、いきなり専門家というとオタクにはハードルが高いと思われる。なので最初は身近な人に少しずつ相談するのが良いのかもしれない。もしそれでも相談相手が見つからない場合は、匿名でも相談を受け付けているような人間もいるのでそこを頼ってほしい。

とても良い本をありがとうございました。
これを読んで一人でも幸せになれる人が増えることを願います。

次回作も期待しています。

追伸:自分が以前に書いたものも参考になると思うので「下流オタク老後破綻論」が気になった方はご参考に。
誰も話さないオタクとお金の話(ようこそ地獄の入り口へ)
誰も話さないオタクとお金の話(救済:結婚編)
誰も話さないオタクとお金の話(サラリーマンくん編)
誰も話さないオタクとお金の話(実家フリーターくん編)
誰も話さないオタクとお金の話(派遣OLさん編)
人生安全チェック(SIM3的)

子供が1歳になったのでオタク父親の子育て情報を共有します

あれから1年。

これから結婚・出産・育児を考えてる親愛なる同志諸君へ。
オタクで共働きの父親として、子供が産まれてから1年間で得た経験や知識を粗雑で乱暴にまとめたものをフィードバックします。
あくまで旦那視点なので女性は優しさマシマシで見て頂ければ幸いです。

・産まれた瞬間

「赤子から後光が射し涙が止まりませんでした。これからこの子を命をかけて守っていこう」
とは思わなかった。
「へー。出産はこういう流れなのかー。五体満足で生まれて良かった。ふたりともお疲れ様でした。」
ぐらいのトーン。
それまでの経過と計画出産+無痛分娩だったのも関係していると思う、あと性根。
現在は時が立つにつれ「うちの子はCMに出てくる赤ちゃんレベルには可愛い」と思うようになったで問題はない。

・無痛分娩

無痛分娩は諸説あり問題視されていることも多いが、個人的にはオススメしたい。
無痛分娩だと基本計画出産なので日時が予め決められ親族・立ち会う側も助かる。
うちは計画日の夕方入院予定でしたが朝に破水。朝8時に促進剤を入れ12時には産まれた。(実際の出産時間は後半30分前後)
産後前後の回復も早く、奥さんは出産前日も翌日も病院で仕事をしてた。
ちなみに無痛分娩でも先生の麻酔針の入れ方で、麻酔の効きが悪い事があるので注意。これで陣痛時に前半戦苦痛を強いられたとのこと。経験者は語っていた。

・家事

産後一カ月ぐらいから少しずつ奥さんも家事は可能になる。
しかし奥さんの体調や赤ちゃんの睡眠周期を考えると家事が不可能な日も出てくる。
そこを補えるように旦那さんはすべての家事をある程度習得しておくことをお勧めする。
自分の場合、幸い共働きだったのでスキルの問題はなかった。子供が成長するにつれ、分担については各々の得意分野も踏まえて大枠を決め、話し合いをしながら少しずつ調整するのが良い。
無理な時はどちらかがケアをする。それでもダメな時は金で解決する。やはり金は偉大である。資本主義の犬として声を大にして言いたい。
ちなみに我が家では清掃系は自分で、創作系は奥さんに任せている。

・自分の時間

奥さんも自分も家事・育児・夜泣き・事務手続き・お祝いごとなどなど。よく言われる話ではあるが本当に自分の時間が極端に減る。
我々の親世代は「そういう事は奥さんに任せ、旦那は外で稼げばいい」的な感じだが、それやるとTwitter村の棍棒持ったジャイアントが殴りに来る。そういう時代なのだ。
当たり前だが飲み会など、人付き合いの時間が極端に減る。これも自分にとってはかなり辛かった。
自分の時間が大切な人はストレスが溜まる。両立できる人もいるが、事前にそこらへんの折り合いをつける覚悟が必要。
子供が1歳になった今では、人付き合いの継続も兼ねて月に1日ぐらいボードゲーム会を主催できるぐらいにはなった。しかしそれでも昔のようにはいかないので工夫は必要。

・重い趣味

上記に加えて子供が生まれてから予期せぬタイミングで対応が必要なことが多くなる。
そのため、集中する趣味、自分の場合は相手がいるネットワークゲームをプレイするのは難しくなった。
プラモなんて子供の誤飲を考えたら以ての外。あと5年はお預けかな。。
代わりに数分程度で完結するソシャゲやSNSが捗るようにはなった。軽い趣味としてソシャゲは優秀なんだなぁと思う日々。
※元からソシャゲにハマっている場合、課金率が加速する可能性もあるので、お気をつけあれ。

・映画・アニメ鑑賞

子守をしながら垂れ流しの動画鑑賞が捗る捗る。最近の動画配信サービスは優秀。
懐妊したらすぐにでもAmazon PrimeとNetflixへの加入は強くオススメしたい。身重で動けない時のストレス解消にもなるので是非。
らんま1/2や無印ドラゴンボールや幽遊白書など旧作を今更ながら見返しても面白い。
わが子は自我が芽生える前からオタクの古典を勉強するエリートオタク。
ちなみに洋画は子守をしながら字幕を追うのは難しいので吹替え推奨。

・一眼レフ

10年近く前に購入したEOS50D。スマホも手軽に撮影できて良いが子供を撮影する際は一眼レフの方がプロっぽくてエモい。
親族にも概ね好評。カメラは子供が生まれても続けられる一生楽しめる趣味なのでオススメかも。
レンズ沼については自己責任で。

・病気や怪我

産後半年ぐらいは子供も親からの継いだ免疫力があるらしく病気も特にしなかった。
しかしある日、そのウォールマリアが破られる日が来る…。
子供が風邪をひくと家族間でループに突入。ハメ技。10割確定。
つい最近1ヶ月家庭内で風邪のキャッチボール。(風邪>ウィルス性結膜炎>風邪>・・・)
怪我については抱っこやおんぶの継続ダメージから腱鞘炎・膝関節痛・腰痛など活躍は多岐に渡る。事前の体力づくりと筋トレを・・・。

・偉くなっちゃう

これが大誤算。偉くなんてなりたくない。
自分は河川敷で綺麗な丸い石を探して名主様に「SSRの石ですぜ!」と売る仕事をしている。
しかし名主様より「子供も生まれたなら、もっとしっかりした仕事に就け」と、綺麗な丸い石を磨く仕事に昇格させられた。
自分は丸い石を磨くより探す方が好きな上、石の管理など責任ばかり増えて困っている。
偉くなんてなりたくない。

・保育園に入れない

エアーマンが倒せないみたいな感じ。
「共働きなら保育園に入れる」と思っていた時期が私にもありました。
そう、今住んでいる区は東京でも上位に入る待機児童激戦区だったのです。
うちは仕事内容や家庭状況などで決められる点数(これが高いと入園チャンスUP)が低く、申請したところでまず無理だろうと諦めました。
シングルマザーは上記の点数が高いのでワンチャン離婚。って話をネットで見た。そのぐらい大変。
今のところ有料保育サービスで週に数日預けることはできているが、それもスケジュールの融通が難しく大変。
どうにかしてくれませんかね日本国さん。

・子供の成長

分かっていたが両親に似て運動神経を前世に忘れてきた模様。
他の子に比べて寝返りもハイハイもせず、奥さんは心配していた。
自分は「やる気がないだけ。人をダメにするソファでよく寝るからなぁ。この歳でダメ人間とはエリート」と冗談を言ってました。まぁ怒られますけど。
成長に関して以外でも両親二人であまり心配しすぎても気が詰まってしまうのでバランスは大事かと。
今では高速でハイハイしながら頼んでもいないのに机の上に登りますホントやめてほしい。

・1歳までにかかるお金

診療回数や無痛分娩など、出産費用は一般のそれよりもある程度必要。貯金はしておいた方がいい。
共働きだと産後の収入が減るのでそこも含めて注意は必要。
しかしそれ以降はそんなに大きなお金は動いていない。
新品志向がなければメルカリなどを上手に使えば更に節約はできる。
あと周りに運良くベビーカーなど不要になった友達がいればアド確。※要御礼
区や行政からもお祝い金や補助金など保護もあるので情報収集しておいた方がいい。
※在住地区によって大きく変わるため要確認。
もちろん産後動けない奥さんの代わりに旦那さんがやることになるので率先して調べておいた方がいい。

・Amazon定期便が超便利

今まで以上にAmazonの依存度が上がった。
子供と一緒の買い物は準備などなかなかめんどくさい。
重いものや、かさばるものなら尚更。
そこでAMAZONさんの出番である。
特にオムツや粉ミルクなど消耗品はAmazon定期便を利用している。
トイレットペーパー・箱ティッシュ・ウェットティッシュなどもオススメ。
世界の流通覇権をAmazonが握る日も遠くはないだろう。

・祖父母の喜び

「マリファナをキメているの?」と思うぐらい子供の一挙手一投足を喜ぶ祖父母。
実父において、進んで抱っこしながら玩具や洋服を烈火の如く買ってくる。
自分は抱っこされたことも、遊んでもらったこともほとんどない。
とりあえず親孝行になっているので良しとし、この調子で遺産もゲットしようと思う。

・子供への保険

色々と検討したが、結局国民健康保険で今のところ十分ということになった。
学資保険についても自分の投資でコントロールすれば問題ないかなという結論。
もう少し大きくなり人と触れ合う機会が増えはじめたら対人賠償保険など検討したい。
昔からお金にまつわることが好きで勉強しておいて良かったと思う。
お金については一生付きまとうものなので早めに勉強しといた方が幸せになれる。

・奥さんの仕事

奥さんは産後翌日には仕事をしていた。
これには特殊な事情もあり、数年後の復帰を考えると奥さんは産休することは難しく、仕事が趣味なところもあり止めるとストレスが増加する。
仕事をして稼いでくれるのは嬉しいのだが、家事と育児もあるためタスクオーバーになることがある。
加えて趣味兼仕事のため楽しくなって新規の案件を増やして更なるタスクオーバーを招く。
もちろんそのツケは自分に来る。
「あれ?これって何か理不尽じゃないか?」と思うこともあり、今でも折り合いをつけることがなかなか難しい。
奥さんにも女性としての理不尽や自分への不満があると思うので、お互い様の精神を忘れず生きている。

・一番大変な人のサポート

ホルモンバランスの変動・産後のダメージ・未知の生物との対話で日夜、肉体も精神もやられる奥さん。もしこんな状態で預けられる身内もなくワンオペ子育てとか、事件です。
というわけで自分もできる限り日夜サポートしてる、・・・つもりだが、足りない事もある模様。それが原因で喧嘩も。
奥さんも100%・旦那も100%で頑張ってる。けど赤ちゃんは100000%で攻めてくる、最終鬼畜兵器赤ちゃん、慈悲はない。
両者が疲弊した状態での喧嘩しても危険で何も解決しないので注意。疲れている時は無理せず一時休戦協定を結んだ方がいい。

・ネットの子育て情報

玉石混交で情報が氾濫している。中には危険なエセ情報や不安を煽って商売するようなものも。
全部真に受けたらノイローゼになること必至。
大切なのは情報元を確認して、多角的な知見で自分が納得するものを選ぶことだと思う。
あとネットより周りの体験談の方が実用的なことが多い。けど親の子育て論は古い情報が多いので注意が必要。
加えて親世代はデリカシー無いフレーズを踏んでくるから気をつけるべし。

・他の子が気になる

今までは気にもしていなかった他人の子供の情報が目に入る。
はじめてのおつかいで涙腺が緩むのも同じような効果だろう。DNAの罠。
ちなみに「うちの子が一番可愛い」錯覚は実在する。これもDNAの罠。
このDNAの罠は最終的に「もうひとり子供がほしい」となる。
恐るべし。

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以上です。

定期的に更新できればと思います。
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おれたちのたたかいはこれからだ!