誰も話さないオタクとお金の話(実家フリーターくん編)

誰も話さないオタクとお金の話(ようこそ地獄の入り口へ)
の反響が(少し)あったので少しは書こうかなと。
今回はケース別にペルソナで具体的な形で記載したいと思う。

実家フリーターくん(ペルソナ)
年齢:22歳【フリーター・居酒屋で週4でアルバイト】
手取年収:140万+お年玉(時給1,200円*7時間*4日*4週間-税金=1ヶ月約12万*12か月)
出身:都下沿線の築30年一戸建て(父50歳・母50歳・妹18歳【短大】・マルチーズ)
プロフィール:
県立中学・高校と進学。大学進学後、ネットゲーにはまり留年・中退を経て現在フリーター
公務員免許取得のため1日1時間勉強。実家暮らし・彼女有(ネットゲームで知り合った27歳無職の自傷癖有)
趣味:漫画(週刊少年系全般)ゲーム(スクエニ系全般・メインPCでFF14)スマホゲーム(スクスト・パズドラ)

ここでこのペルソナの具体的な月辺りの収支を

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実家暮らしのため固定費用が少なく、趣味に使える金額が大きいですね。将来への懸念と状況判断をいくつか挙げてみましょう。

まだ20代前半だし大丈夫!
と優しい知り合いや友達は言うでしょう。周りからは「まだ時間がある」「焦らず着実にやればいい」「やりたいようにやればいい」極附は伝家の宝刀「やればできる子」と。有権者の方々に声を大にして言いたい!「やればできる子」は「やらないいつまで経ってもできない子」なのであります!22歳といえばもう生きる指針を決め、社会に出ていてもおかしくない年齢です。しかし悲しいかな、若さというチャンスを知らない内に見過ごしそれを誰も教えてくれない。生き方の自由はリスクも常に付き纏うが、リスクについては誰も教えてくれない。

実家暮らしは諸刃の剣
実家暮らしは最強である。光熱費など固定費がほぼゼロな上、掃除洗濯炊事がオートで行われる。一人暮らしが長い人から見れば地上の楽園と見紛うばかり。しかし若い内はこの有り難みになかなか気づけない。自分も昔、親が部屋に入ってきたぐらいで「出てけよババァ!俺のシャア専用ゲルググに勝手に触るなよ!」と、偉そうに威張ってた中学生でした。あの頃の自分をグーで殴りたいデンプシーで。話を戻すが、この恩恵に対して20代になっても「当たり前」という感覚の人はとても危険。それは親の経済的庇護の上に成り立っているものであり、そして決して自分の経済的な力ではないからである。この庇護は永遠に続かない事を理解できず不用心に過ごすことで裸の王様が完成する。

住む所があれば人間は大丈夫
親が一戸建てを持っているので「住む所があればどうにかなる」と語る人も多い。しかしそれは本当だろうか。築35年木造で20年後・30年後も、そのまま住み続ける事ができるだろうか。改築にはお金がいる。外壁の塗装だけでも100万・外装などを含めたらそれ以上である。今のその生活で補えるだろうか。それに加え年度ごとに火災地震保険・固定資産・都市計画などなど様々な税金を支払わなければならない。将来、それらを支払うだけの金銭的の余裕ははたしてあるだろうか。親御さんが子供のためを思って遺産を残してくれた場合は対応できるが…その場合兄妹など相続者との相続分与が必要となる。相続分与が発生した場合、もちろん一戸建(土地建物)も対象となる。ここである程度の貯金があれば金銭代替を行える。しかし今の生活を続けた場合、金銭的余裕は無いので相続税を差し引いた額のみを与えれ、出て行かなくてはならなくなる。そもそも親御さんの老後次第では家自体売却し老人ホームで余生を過ごすという事もあるので、どちらにせよ終の住処として考えるのは危険である。

親は老い先に死ぬ
先に相続の話も出たが、例外はあるが世の理としてこの流れを辿る。老いた親の介護を考えなくてはないけない。もちろん親からの恩恵はここで終了し、次は自分が恩返しをする事になる。兄妹がいるのであれば、ある程度の介護サポートも期待できる。今はデイケアなど地方自治体の仕組みもある。しかし実家に住み続けている以上、自分自身がそれを率先して行う事になるのは自明の理。その時はもう自分も若くないだろう。そのもう若くはない体でアルバイトをしながら親の介護を自分一人でできるだろうか。最悪、親を放棄し逃げるのも自由であるが、それはあまりにもあまりではないだろうか。

そうです、ここが地獄です。

ここまで老後資金の話をしてない
忘れてた…わけではない。いや、このペルソナは正直それどころではない。このままだと40代でオタク人生の投了…いや人生がヤバイ。今回のペルソナは非現実的な例ではなく、周りにもいるようなケースではないでしょうか。「こんな話があるわけがない」「心配し過ぎ」「その時は誰かが助けてくれる」「人生はその人の勝手だろ!好きにさせればいい」と仰る方がいると思います。その通り!リスクを理解し納得した上ならば生きるも死ぬも自由。しかし「俺はこんなリスクがあるなんて知らなかった!もっと若い時に早く知っていれば…」という人が現れる事を自分は危惧しています。

現代の地獄は甘い香りや綺麗なグラデーションで緻密に隠されている。
超ドレットノート級の余計なお世話だと思いますが、リスクを理解した上で楽しいオタクライフを続けて欲しい。

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